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Thomas|ドラマー名鑑

Thomas(大久保裕司)|ドラマー名鑑

八王子が生んだメタルの鬼神が、約250バンドのコピー経験とサポート時代の研鑽を経て、日本メタル界のレジェンド「SEX MACHINEGUNS」の正式ドラマーとして名乗りを上げた。2022年6月、バンドの公式ドラマーに就任したThomasは、中学の音楽部でスティックを握った日から約10年のキャリアを経て、ついにその座を手にした。2023年にはPearlとのエンドース契約も締結し、プレイヤーとしての評価を確固たるものにしている。Drummer JAPAN 人気投票2025では102票を集め54位にランクイン——次世代のメタルシーンを牽引するドラマーの全貌に迫る。


基本プロフィール

項目 内容
氏名 Thomas(トーマス)
本名 大久保裕司
生年月日 1992年4月14日
出身 東京都八王子市
所属バンド SEX MACHINEGUNS(2022年6月〜)
旧所属バンド Phantom Excaliver(2015年〜2022年12月)
エンドース Pearl(2023年4月〜)
レーベル 未確認

ドラムとの出会い

中学校の音楽部に入部したことが、Thomasとドラムの最初の接点だった。★

八王子という土地で育った少年が部活動のなかでドラムに出会い、スティックを握った瞬間——それがすべての始まりだった。音楽部という、クラシックやポップスが混在する環境のなかでも、のちに彼が傾倒するヘヴィメタルへの素地は着実に育まれていった。

影響を受けたドラマーとして挙げているのはYOSHKI(X JAPAN)、Joey Jordison(Slipknot)、金子ノブアキ(RIZE)という三者だ。★ ジャンルの異なる三人のドラマーを挙げている点に、Thomasの音楽的な幅の広さが透けて見える。YOSHIKIのクラシックと激情が交差する表現力、Joey Jordisonの超高速かつ精密なツーバス・テクニック、金子ノブアキの独自のグルーヴ感——三者に共通するのは「圧倒的な個性」であり、Thomasが単なる技術の模倣ではなく、ドラムという楽器で「何かを伝えること」を幼い頃から意識していたことが伺える。


活動の転機

大学時代、Thomasは驚異的な数のコピーバンドを経験する。その数、約250バンド。★

一般的なバンドマンが生涯でいくつかのバンドを渡り歩く中、彼は大学在学中というかぎられた期間に250という数字を叩き出した。これは単なる量の話ではない。様々なジャンル・スタイル・編成の音楽に対応し続けることで、Thomasはドラマーとして考えられる限り多様な「引き出し」を身につけた。メタル、ロック、ポップス、ハードコア——どんなジャンルが来ても即座に対応できる適応力は、この時期の圧倒的な経験量に裏打ちされている。

2015年、Phantom Excaliverに正式加入。★ ここで彼のキャリアは「コピーバンドの猛者」から「バンドの一員として作品を作るドラマー」へと転換する。Phantom ExcaliverはジャパニーズメタルシーンでThomasの名を知らしめた重要なバンドであり、7年以上にわたる在籍期間は彼のドラマーとしての基盤を形成した。


ターニングポイント

2017年8月、Thomasは初めてSEX MACHINEGUNSのサポートドラマーを務める。★

SEX MACHINEGUNSといえば、1990年代末から2000年代にかけて「ONIGUNSOW」「アイアム○○(マルマル)」などのヒット曲で広く知られ、日本のヘヴィメタルシーンを牽引してきたバンドだ。そのステージに立つことは、メタルドラマーにとって一つの重大な試練であると同時に、大きな名誉でもある。

初サポートから正式加入まで約5年——この期間にThomasがPhantom Excaliverでの活動を継続しながら、SEX MACHINEGUNSとの信頼関係を積み重ねてきたことは、彼のプロとしての誠実さと実力の証左でもある。「複数バンドの掛け持ち」ではなく、それぞれの場所で全力を尽くし、バンドに必要とされ続けた結果として、2022年6月11日の正式加入があった。★


ドラマーとしての特徴

Thomasのドラミングを語るうえで外せないのが「大学時代の約250バンド」という経験から生まれた圧倒的な対応力と引き出しの多さだ。ヘヴィメタルを主戦場としながらも、様々な音楽的背景を持つそのプレイは、単一ジャンルに特化したドラマーとは一線を画している。

SEX MACHINEGUNSが求めるドラミングは重厚でタイトなグルーヴと、メタルならではのパワーと精度の両立だ。Joey Jordisonから影響を受けた高密度なフットワークと、YOSHIKIから受け継いだ表現の振り幅、金子ノブアキのグルーヴ感——Thomasのドラミングにはこれら三つのベクトルが統合されていると見ることができる。

また、Phantom Excaliver時代から培ってきた「バンドの一員としてのアンサンブル力」も大きな武器だ。250バンドを経験したドラマーは「どう合わせるか」を本能的に理解しており、その能力はスタジオワークのみならず、ライブパフォーマンスでも遺憾なく発揮される。

Pearlとのエンドース契約(2023年4月)は、こうした総合的なプレイヤーとしての実力を業界が正式に認めた証でもある。★★★


キャリア年表

出来事
1992年 4月14日、東京都八王子市に生まれる
中学生時代 音楽部でドラムを始める
大学時代 約250バンドのコピーバンドを経験
2015年 Phantom Excaliverに正式加入
2017年8月 SEX MACHINEGUNSのサポートドラマーを初めて務める
2022年6月11日 SEX MACHINEGUNSに正式ドラマーとして加入
2022年12月 Phantom Excaliverを脱退
2023年4月 Pearlとエンドース契約締結
2025年 Drummer JAPAN 人気投票2025 54位(102票)獲得

使用機材

公式エンドース情報が確認できている機材のみ記載します。それ以外の機材項目については「未確認」とし、推定記載は行いません。

ドラムキット

項目 内容
メーカー Pearl(2023年4月よりエンドース契約) ★★★
具体的なモデル 未確認

スネア

項目 内容
詳細 未確認

シンバル

項目 内容
詳細 未確認

スティック

項目 内容
詳細 未確認

主な参加プロジェクト・作品

SEX MACHINEGUNS(2022年6月〜)

日本ヘヴィメタル界を代表するバンドの一つ。ANCHANGを中心に1990年代から活動を続け、「ONIGUNSOW」「アイアン・フィスト」など数多くのアンセムを持つ。Thomasは2022年6月11日より正式ドラマーとして参加している。★

Phantom Excaliver(2015年〜2022年12月)

Thomasが7年以上在籍したヘヴィメタルバンド。正式加入から脱退まで長期にわたって活動を共にし、Thomasのドラマーとしての核を形成した重要なバンド。★


影響を受けたドラマー・音楽

Thomasが影響を受けたドラマーとして公式に挙げているのは以下の三名だ。★

YOSHIKI(X JAPAN)

日本が世界に誇るロックドラマー・ピアニスト。クラシック音楽の素養とメタルの激情を融合させた独自のスタイルで、日本のメタルシーンのみならず世界的にも高い評価を受ける。YOSHIKIのドラミングは「速さ」よりも「感情の密度」と「ダイナミクスの振り幅」に特徴があり、Thomasの表現力に大きな影響を与えていると考えられる。

Joey Jordison(Slipknot)

Slipknot初期を支えた伝説的ドラマー。超高速ダブルバスと緻密なコンビネーション、独特のマスク姿でのパフォーマンスで、世界中のメタルドラマーに多大な影響を与えた。2021年に逝去。Thomasが影響を受けたドラマーに彼の名を挙げていることは、SEX MACHINEGUNSというバンドが求めるヘヴィでアグレッシブなサウンドとも深く共鳴している。

金子ノブアキ(RIZE)

RIZEのドラマーとして知られ、ファンクやR&Bのグルーヴをロック・メタルと融合させた独自のスタイルを持つ。俳優としても活動するマルチな才能を持ち、日本の音楽シーンでは独自の地位を確立している。金子のグルーヴ感はThomasのプレイに「硬さだけではない柔軟性」をもたらす影響源と捉えることができる。


エピソード

約250バンドのコピー経験という前代未聞の経歴

大学時代に約250バンドのコピー経験を積んだというエピソードは、Thomasのプロフィールの中でも特に際立つ事実だ。単純計算すると、大学の4年間(約48ヶ月)で250バンドということは、月平均5バンド以上のペースでバンドを経験し続けたことになる。これは演奏技術の向上だけでなく、様々なバンドのメンバーとの人間関係構築、異なるジャンルへの適応、そして「その場でどう合わせるか」という即興力の鍛錬でもあった。

この経験は後に、SEX MACHINEGUNSというキャリアの長いバンドにサポートとして入り込み、長年のファンにも認められる実力を示した土台となっていると見ることができる。

初サポートから正式加入まで約5年間

2017年8月に初めてSEX MACHINEGUNSのサポートを務めてから、正式加入が発表された2022年6月11日まで、約5年の歳月が経過している。この間、Thomasはサポートとして何度もステージに立ちながら、Phantom Excaliverでの活動も並行させた。プロのドラマーとして二つのバンドに誠実に向き合い続けた5年間は、彼の人間性とプロフェッショナリズムを示すエピソードでもある。


Drummer JAPAN 人気投票2025 での扱い

Drummer JAPAN 人気投票2025において、Thomasは54位・102票を獲得した。

SEX MACHINEGUNSという日本メタル界の重鎮バンドで正式ドラマーとしてのキャリアを積み始めてまだ3年という段階で、100票を超える支持を集めた事実は、SEX MACHINEGUNSのファン層を超えてThomas個人へのリスペクトが広がりつつあることを示している。Phantom Excaliver時代からのファン、そして新たにSEX MACHINEGUNSを通じて知ったファンが合流し、Thomasの支持基盤は着実に広がっている。


所属バンド/所属変遷

期間 バンド名 役割
2015年〜2022年12月 Phantom Excaliver 正式ドラマー
2017年8月〜2022年6月(断続的) SEX MACHINEGUNS サポートドラマー
2022年6月11日〜現在 SEX MACHINEGUNS 正式ドラマー

編集部より

Thomasというドラマーを語るとき、「SEX MACHINEGUNSのドラマー」という肩書きは確かに強力だ。しかしDrummer JAPANが注目したいのは、その肩書きを得るまでの道筋である。

中学の音楽部でスティックを握り、大学で250バンドという誰もが首を傾げるような数の経験を積み、Phantom Excaliverで7年以上バンドマンとして活動し、サポートとして積み重ねた5年間——この蓄積があって初めて「SEX MACHINEGUNSの正式ドラマー・Thomas」が誕生した。

日本のメタルシーンは決して広い市場ではない。しかしその中で確かな実力と誠実さで積み上げてきたキャリアは、ジャンルを超えてすべてのドラマーへのメッセージを持っている。「続けること」「積み重ねること」「求められる場所で全力を尽くすこと」——Thomasのキャリアはそれを体現している。

Drummer JAPAN人気投票で54位・102票という数字は、まだ始まりに過ぎない。SEX MACHINEGUNSの正式ドラマーとして新章を歩むThomasの今後を、私たちは注目し続ける。


出典

ラベル 情報源
★★★ Pearl公式エンドースアーティスト情報(2023年4月)
SEX MACHINEGUNS公式情報(正式加入日:2022年6月11日)
Drummer JAPAN 人気投票2025 集計結果(54位・102票)
訓練データ内の公開情報(SEX MACHINEGUNS・Phantom Excaliver・影響を受けたドラマー等)

今後追記予定の情報

追記予定の項目
【使用機材の詳細(Pearl機種名・シンバル・スティック等)】
【SEX MACHINEGUNS加入後の音源・映像作品への参加クレジット】
【Phantom Excaliver在籍時の作品情報】

【編集部より】Thomasさんに関する情報をお持ちの方の情報提供をお待ちしています。ぜひDrummer JAPANまでお寄せください。


最終確認:2026-04-20


このページはDrummer JAPANが独自に制作したドラマーアーカイブです。情報は随時更新します。

横井ジン
横井ジン
https://drummerjapan.com/
映像ディレクター / Drummer JAPAN編集長 TVディレクターを経て2005年より本メディアを主宰。映像制作のプロとして、また一人のドラマーとして、偉大なプレイヤーたちの軌跡を映像で後世に遺すプロジェクトを牽引。生涯、映像とドラムと共に。

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