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日本のドラマー人気投票 2024 結果発表 11位〜20位

総括コメント(11位〜20位)

11〜20位は、トップ10のすぐ背後で火花を散らす“現場の主役”ゾーン。フェスやアリーナでの強度、クラブ規模でのキレ、スタジオでの再現性――それぞれの得意領域が明確で、“いま呼びたいドラマー”として重宝される人たちが並びました。驚くべきは、ここにいる多くが主役にも黒子にもなれる二刀流だという事実です。

今年のこの区間で特に光ったのは、中音量域のコントロール可変的なポケット感。爆音で押し切るのではなく、ミッドで説得力のある芯を作る。テンポや拍の“気持ちいい遅れ方”を曲ごとに最適化し、歌の呼吸とシンクロさせる技術が際立ちました。これにより、配信でも現場でも“翻訳される”ドラミングが実現しています。

また、SNSと教育コンテンツの相乗効果もこのゾーンの特徴。プレイ動画の精度、カメラワーク、譜面共有、プリセット公開――オンラインでの“伝え方”が投票の後押しになりました。加えて、アニメ/ゲーム発のバンドで鍛えられた楽曲再現力、海外ツアーやコラボで培った国際感覚など、フィールドワークの広さが票の説得力を底上げしています。

この区間は、来年の順位変動が最も激しくなる可能性大。新作のヒット、ツアー動員、話題性のあるコラボ、YouTubeでのバズ――一つのトリガーで一気にトップ10へ、という期待値が常に漂っています。逆に言えば、継続的な露出と更新を怠ると急速に押し戻される厳しい水位でもあります。

総じて、11〜20位は“プロフェッショナルの臨界線”。曲の温度を一段上げられるか、会場の空気を“前のめり”にできるか、レコーディングでエンジニアの手を煩わせないか――細部で差がつく領域です。だからこそこのゾーンの面々は、来年の主役になる資格を十分に持っています。

聴きどころチェックリスト

  • ハイハットの可変性:クローズ〜オープンの幅でグルーヴをどう呼吸させるか
  • フィルの配置:毎サビ前ではなく“ここぞ”だけに置けているか
  • ベロシティ設計:ミドル音量帯での情報量が豊かか
  • クリックとの距離:“合っているのに生きている”ミクロの出し入れ
  • 音色の翻訳性:配信/PA/録音で破綻しないタッチとチューニング

2025年の注目ポイント

  1. 動画×現場の両立:ライブでの説得力をそのまま動画に翻訳できる人が台頭。
  2. 国際案件の増加:海外フェス/コラボで“現場対応力”が可視化され、票に直結。
  3. 教育コンテンツの進化:譜面・マルチトラック配布など、双方向の学びがファン化を促進。

12位 VAVA(馬場誠人) (418 票)

プロフィール

VAVA(馬場誠人)は、島村楽器のドラム講師も務めるドラマーです。YouTubeチャンネルではドラム演奏動画やドラムレッスン動画を公開しており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。その高い演奏技術に加え、分かりやすい解説が多くのドラマーに支持されており、成長を後押ししています。また、自身のバンド活動も積極的に行っており、ライブパフォーマンスでも観客を魅了しています。

順位寸評

418票を獲得し12位にランクインしたVAVA(馬場誠人)は、ドラム講師としての教育活動とYouTubeでの情報発信が多くの支持を集めた結果と言えるでしょう。特に初心者向けの分かりやすいレッスン動画は、これからドラムを始める人にとって貴重な存在です。プロドラマーとしての確かな技術に加え、教育者としての情熱も評価され、幅広い層からの支持を得ています。

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13位 真矢 (384 票)

プロフィール

真矢は1970年1月13日生まれ、神奈川県出身のドラマーで、ロックバンドLUNA SEAのメンバーです。そのパワフルかつ繊細なドラミングは、LUNA SEAのサウンドを支える要となっています。1992年にLUNA SEAのドラマーとしてメジャーデビューし、数々のヒット曲を生み出してきました。ソロ活動や様々なアーティストのサポートも行っており、その幅広い音楽性は多くのファンを魅了しています。また、バラエティ番組にも出演するなど、多方面で活躍しています。

順位寸評

384票を獲得し13位にランクインした真矢は、LUNA SEAという日本を代表するロックバンドのドラマーとして、その長年のキャリアと確固たる地位が評価された結果と言えるでしょう。彼のドラミングは、バンドの楽曲に深みとダイナミズムを与え、多くのファンを魅了し続けています。音楽活動だけでなく、その個性的なキャラクターも人気を集める要因となっており、日本のロックシーンにおける重要な存在です。

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14位 haruna(はるぴー) (329 票)

プロフィール

haruna(はるぴー)は、ガールズメタルバンドLOVEBITESのドラマーです。そのパワフルなツーバスドラミングと、星型シンバルを回すパフォーマンスが特徴です。国内外で高い評価を得ており、世界中のメタルファンを魅了しています。ドラム演奏動画をYouTubeに公開しており、その高い技術力は多くのドラマーの憧れです。また、粘土を使ったハンドメイド作品を制作するなど、多才な一面も持っています。

順位寸評

329票を獲得し14位にランクインしたharuna(はるぴー)は、LOVEBITESというガールズメタルバンドのドラマーとして、その個性的なプレイスタイルと高い演奏技術が評価された結果と言えるでしょう。特にツーバスドラミングの迫力と、星型シンバルを回すパフォーマンスは、彼女のトレードマークとなっています。国内外での活躍を通じて、多くのメタルファンにその存在を知らしめ、女性ドラマーとしての地位を確立しています。

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15位 ピエール中野 (306 票)

プロフィール

ピエール中野は1980年7月18日生まれ、埼玉県出身のドラマーで、ロックバンド凛として時雨のメンバーです。その変幻自在かつテクニカルなドラミングは、多くのミュージシャンから尊敬を集めています。バンド活動以外にも、DJやプロデューサーとしても活動しており、様々なアーティストとのコラボレーションも行っています。自身のYouTubeチャンネルではドラム演奏動画や機材紹介動画を公開しており、ドラムクリニックも開催するなど、幅広い活動を展開しています。

順位寸評

306票を獲得し15位にランクインしたピエール中野は、凛として時雨のドラマーとしてその唯一無二のプレイスタイルと高い演奏技術が評価された結果と言えるでしょう。彼のドラミングは、バンドの楽曲に複雑さとダイナミズムを与え、多くのファンを魅了しています。DJやプロデューサーとしての活動も積極的に行っており、音楽シーンにおける多才な存在としてその地位を確立しています。

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16位 城戸紘志 (296 票)

プロフィール

城戸紘志は1984年7月27日生まれ、東京都出身のドラマー、パーカッショニストです。様々なアーティストのサポートドラマーとして活躍しており、その安定したリズム感と幅広い音楽性は多くのミュージシャンから信頼されています。自身のYouTubeチャンネルではドラム演奏動画やドラムレッスン動画を公開しており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。また、ドラムに関する書籍も出版するなど、教育活動にも力を入れています。

順位寸評

296票を獲得し16位にランクインした城戸紘志は、サポートドラマーとしての確かな実力と、教育活動への貢献が評価された結果と言えるでしょう。彼のドラミングは、様々なジャンルの楽曲に対応できる柔軟性を持っており、多くのアーティストから支持されています。YouTubeや書籍を通じて、ドラムの楽しさや奥深さを伝える活動も積極的に行っており、日本のドラムシーンに貢献しています。

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16位 きょうのすけ (296 票)

プロフィール

ヴィジュアル系ロックバンド「キズ」のドラマー。2017年の結成時から来夢(Vo)、reiki(Gt)、ユエ(Ba)とともに活動し、 2025年1月6日の日本武道館単独公演「焔」を成功させた(同公演の映像作品もリリース)。 2024年にはASIA TOUR「Bee-autiful World」で上海・台北へも進出。 機材面ではPearl Drums公式アーティストとして掲載されている。

順位寸評

296票で同率16位。“音圧で押す”のではなく、ミドル帯に芯を作るタッチとタイトなタイムで、キズのダークでドラマチックな世界観を下支え。 アリーナ規模でも配信でも崩れない出音設計は、武道館「焔」で証明済み。大振りのフィルで煽るより、曲の呼吸に合わせてポケットを微調整するタイプで、 重心の低い8ビート~タム回しまで“演出としてのドラム”が徹底されている。V系の美学とロックドラミングの実用性を橋渡しできる数少ない存在で、 海外公演を経てスケールの大きい場でも説得力が増した。次シーズンはトップ10圏内のダークホース。

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18位 鈴木英哉 (284 票)

プロフィール

鈴木英哉は1969年11月14日生まれ、東京都出身のドラマーで、ロックバンドMr.Childrenのメンバーです。そのパワフルかつ安定したドラミングは、Mr.Childrenのサウンドを支える要となっています。1992年にMr.Childrenのドラマーとしてメジャーデビューし、数々のヒット曲を生み出してきました。その存在感と、ライブでのMCも人気を集めています。

順位寸評

284票を獲得し18位にランクインした鈴木英哉は、Mr.Childrenという国民的ロックバンドのドラマーとして、その長年のキャリアと確固たる地位が評価された結果と言えるでしょう。彼のドラミングは、バンドの楽曲に力強さと安定感を与え、多くのファンを魅了し続けています。ライブでのMCも人気を集める要因となっており、日本のロックシーンにおける重要な存在です。

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19位 TAKEO (275 票)

プロフィール

TAKEOは、ロックバンドGRANRODEOのドラマーです。そのパワフルなドラミングと、ライブでの熱いパフォーマンスが特徴です。アニメソングを中心に活動しており、多くのアニメファンから支持されています。自身のYouTubeチャンネルではドラム演奏動画を公開しており、その高い技術力は多くのドラマーの憧れです。

順位寸評

275票を獲得し19位にランクインしたTAKEOは、GRANRODEOのドラマーとして、そのパワフルなドラミングとライブパフォーマンスが評価された結果と言えるでしょう。アニメソングというジャンルで多くのファンを魅了しており、その存在感は絶大です。YouTubeでの活動を通じて、さらに多くのドラマーや音楽ファンにその存在を知らしめ、支持を集めています。

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20位 Tomoya(One Ok Rock) (274 票)

プロフィール

Tomoyaは1987年6月27日生まれ、兵庫県出身のドラマーで、ロックバンドONE OK ROCKのメンバーです。そのパワフルかつテクニカルなドラミングは、ONE OK ROCKのサウンドを支える要となっています。国内外で高い評価を得ており、世界中のロックファンを魅了しています。自身のYouTubeチャンネルではドラム演奏動画を公開しており、その高い技術力は多くのドラマーの憧れです。

順位寸評

274票を獲得し20位にランクインしたTomoyaは、ONE OK ROCKという世界的に活躍するロックバンドのドラマーとして、その知名度と卓越した演奏技術が評価された結果と言えるでしょう。彼のドラミングは、バンドの楽曲に力強さとダイナミズムを与え、多くのファンを魅了し続けています。国内外での活躍を通じて、日本のロックシーンを牽引する存在としてその地位を確立しています。

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20位 フルコン (274 票)

プロフィール

フルコンは、YouTubeチャンネル「フルコンチャンネル」を運営するドラマー、ドラム講師です。様々な楽曲のドラムカバー動画を公開しており、その高い演奏技術と再現性は多くのドラマーから支持されています。また、ドラムに関する解説動画も公開しており、初心者から上級者まで幅広い層に役立つ情報を提供しています。その明るいキャラクターと分かりやすい解説は、多くのファンを魅了しています。

順位寸評

274票を獲得し20位にランクインしたフルコンは、YouTubeでのドラムカバー動画が多くの支持を集めた結果と言えるでしょう。特に様々な楽曲のドラムを正確に再現する技術は、多くのドラマーの参考となっています。ドラム講師としての教育活動も積極的に行っており、日本のドラムシーンに貢献しています。

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2 comments

  • この度、「日本のドラマー人気投票 2024」にご参加いただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。皆様の熱い一票一票が、日本のドラムシーンをさらに盛り上げる大きな力となりました。ドラムへの情熱、そしてアーティストへの深い愛情を感じる投票結果に、私たちDRUMMER JAPAN編集部一同、深く感動しております。

    そして、見事ランクインされたドラマーの皆様、本当におめでとうございます!皆様の卓越した技術、表現力、そして音楽への真摯な姿勢が、多くのファンに支持され、今回の素晴らしい結果に繋がったことと存じます。皆様の今後のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

    これからもDRUMMER JAPANは、日本のドラムシーンの発展に貢献できるよう、魅力的な情報をお届けしてまいります。引き続きのご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

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