KENTA|ドラマー名鑑
数々の大ヒットアニメ主題歌やアリーナ公演で知られる愛知県出身のロックバンド「SPYAIR(スパイエアー)」の屋台骨を立ち上げ当初から支えるドラマー、KENTA(ケンタ)。野外ライブやアリーナクラスの大箱での演奏を前提とした「スタジアム・ロック」を信条とし、オーディエンスを一つにする巨大なグルーヴと力強いビートを叩き出す。バンドが度重なる困難や活動休止、メンバーチェンジ等の壁にぶつかる中でも、常に前を向きファンに寄り添い続ける熱いパッションの持ち主である。メロディアスなロックサウンドにストレートなドラムを乗せるそのスタイルは、世代を超えて多くのロックキッズたちに勇気を与えている。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名(名義) | KENTA(ケンタ / 本名:笹部 賢太) |
| 生年月日 | 1985年3月16日 |
| 出身 | 愛知県 |
| 担当 | ドラムス・コーラス |
| 主な所属バンド | SPYAIR (2005〜) |
| レーベル | ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ |
| エンドーサー | Pearl (ドラムキット) |
| 公式サイト | https://www.spyair.net/ |
| 公式SNS | アリ(Instagram / X等) |
ドラマーとしての特徴
KENTAのドラミング哲学の中心にあるのは、「デカいところで鳴らして気持ちいい音楽」というスタジアム・ロックの美学である。
インディーズ時代やデビュー当初は、ラウドロック特有の手数の多さや複雑なアプローチも盛り込んでいたが、バンドがアリーナやドームといった大きな会場を目指すにつれて、そのプレイスタイルはより洗練されていった。「自分がカッコいいと思うドラムを叩くことが、結果的に曲の良さを何倍にもする」という揺るぎない自信のもと、表打ち(オンビート)を強調したストレートなエイトビートや、遠くまで真っ直ぐに飛ぶタイトなスネアのショットを多用し、何万人もの観客が同時にジャンプできる巨大なノリを生み出している。
キャリア年表
(本文では所属変遷表にて詳細を記載)
使用機材
ドラムキット
大手ドラムメーカーのPearl(パール楽器製造)を使用。アリーナクラスの会場でも埋もれない、太くパンチのあるサウンドメイクを行っている。(★★★)
スネア/ヘッド等
ヘッド(打面)にはREMOを使用。チューニングにおいては「マイクを通したときにスピーカーからどう鳴るか」を最重要視し、エンジニアとの緻密なやり取りを経てSPYAIRの壮大なサウンドを構築している。(★★★)
主な参加プロジェクト・作品
SPYAIR (代表作)
- 『MILLION』(2013年):「現状ディストラクション」「サクラミツツキ」等を収録した大ヒットアルバム。バンドがスタジアム級へと上り詰める軌跡の中で、彼のドラムがますますストレートに力強さを増していく過渡期の熱量が詰まっている。(★★★)
- 『KINGDOM』(2017年):東京ドーム公演へと向かう意思が込められた本作において、よりシンプルに歌を生かし、かつロックバンドとしてのダイナミズムを失わない円熟のドラミングを聴かせる。(★★★)
影響を受けた音楽/ドラマー
愛知県の野外でのストリートライブ出身ということもあり、「いかに道ゆく人々を立ち止まらせるか、いかに遠くまで音を届けるか」という現場での叩き上げの経験が、現在のスタジアム・ロック志向のルーツとなっている。
ロック/セッションドラマーとしての位置づけ
2010年代以降の日本のメインストリーム・ロックにおいて、「ポップでキャッチーなメロディ」と「ラウドでハードな演奏」を両立させたパイオニア的バンドにおける大黒柱である。テクニックに走りがちなバンドマンが多い中で、引き算の美学と「歌を聴かせる」ことを最優先できる俯瞰的な視点を持った、非常にプロデュース能力の高いドラマーと言える。
エピソード
鼻歌からの作曲
自身はドラマー(打楽器奏者)でありながら、楽曲制作の際には鼻歌でメロディを作ることがある。コード理論等の専門的な知識よりも、「歌のメロディさえあれば、そこにどんなリズムでも乗せられる」という打楽器奏者ならではの強力なリズム感と自信を武器にしている。(★★★)
活動への責任感
インタビューにおいて、「自分のドラムがダサければ、どれだけ良い曲でも台無しになる」と、バンドのボトムを背負う者としての強烈な責任感をたびたび口にしている。その真摯な姿勢が、長年にわたるSPYAIRの安定したライブパフォーマンスを支えている。(★★★)
Drummer JAPAN 人気投票 2025 での扱い
Drummer JAPAN「日本のドラマー人気投票2025」において、KENTAは36位(161票)を獲得した。ボーカルの交代などバンドが大きな転換期を迎える中においてもSPYAIRの看板を守り続け、新たなフロントマンと共に再び前線へと飛び出した彼に対する、ファンからの強固な信頼と応援の表れである。
所属バンド/レーベル 変遷
| 期間 | 所属/活動形態 | 備考 |
|---|---|---|
| 2005年〜現在 | SPYAIR(ドラムス等) | 地元名古屋でのストリートライブからスタートし、アリーナバンドへ |
最終確認:2026-04-18
一言紹介
スタジアムを一つにする巨大なビートで、SPYAIRの壮大なロックサウンドを力強く牽引する熱き大黒柱。
出典
- SPYAIR 公式サイト(https://www.spyair.net/) ★★★
- Rittor Music『リズム&ドラム・マガジン』及び各種音楽メディア・インタビュー録 ★★★
今後追記予定の欠損情報
- 【スネアドラムやシンバル類のメーカー・詳細な型番】:ツアーごとに機材が更新されるため未定
このページはDrummer JAPANが独自に制作したドラマーアーカイブです。情報は随時更新します。