佐治宣英(さじ のりひで、1977年2月2日 – )は、東京都出身のドラマー、スタジオ・ミュージシャン。YUIが率いたロックバンド「FLOWER FLOWER」のメンバーとしての活動に加え、日本のトップアーティストのセッションにおいて欠かせない実力派プレイヤーである。藤井風、KinKi Kids、いきものがかり、JUJU、SixTONESなど錚々たる面々のライブやレコーディングを支えており、歌に寄り添う音楽的な「佐治流ドラミング」で広く知られている。
基本プロフィール
| 氏名 | 佐治宣英(さじ のりひで) |
| 生年月日 | 1977年2月2日(★★★) |
| 出身 | 東京都(★★★) |
| 担当 | ドラムス |
| 主な所属バンド | FLOWER FLOWER, plot. |
| レーベル | Sony Music Records(FLOWER FLOWERとして)(★★★) |
| エンドーサー | (調査中) |
| 公式サイト | (各所属プロジェクトに準ずる) |
ドラマーとしての特徴
彼のプレイスタイルについて語る上で外せないのが、「歌を支え、曲を活かす」ためのメロディとコード感を強く意識したアプローチである。ただリズムを刻むだけでなく、曲の展開やボーカリストの呼吸に合わせた「間の取り方」や「ダイナミクス」が秀逸であり、プロデューサーや共演アーティストから絶大な信頼を寄せられている。15歳からドラムを始め、猪俣猛氏や田中康弘氏に師事したことで培われた確かな基礎技術のうえに、ポリスのスチュワート・コープランドからの影響を感じさせる知的で構築的なフレージングが光る(★★★)。
使用機材
独自のアプローチとスティック(VIC FIRTH)
スティックはVIC FIRTH(ビックファース)の「VIC-7A」を愛用している。特筆すべきは、演奏中に左手側のスティックを逆さま(チップ側ではなくショルダー/バット側)に持って叩く独自のスタイルを取り入れることがある点だ。これにより太く独特なアタック感を得ている(★★★)。
こだわりのスネア群と美学(Ludwigなど)
数多くの現場でサウンドを使い分けるため、多彩なスネアを所有している。『リズム&ドラム・マガジン』の特集では三台のLudwig(ラディック)製スネアドラムが紹介された。また、機材選びにおいて「ドラムはルックスで買う」という独自の美学を持っており、見た目の美しさやインスピレーションを惹起するデザインも音作りの一部として重要視している(★★★)。
セッションワーク
国内のポップス・ロックシーンにおいて、彼の名前を見ない時期はないほど膨大な参加実績を誇る。
- 藤井風(★★★):数年にわたりライブサポートを務め、コーチェラ・フェスティバル等の海外公演にも帯同。オーガニックでグルーヴィな藤井の楽曲に不可欠な存在となっている。
- いきものがかり(★★★):スタジアムクラスのライブからレコーディングまで幅広くサポート。
- KinKi Kids, SixTONES, JUJU 他(★★★):アイドルから本格派シンガーまで、求められるジャンルと要求に即座に応える「引き出しの多さ」が重宝されている。
ロック/セッションドラマーとしての位置づけ
佐治宣英は、単に譜面を正確に叩く職人的なスタジオ・ミュージシャンという枠を超え、自身の音楽性(ソロプロジェクト「plot.」等)も並行して追求する「表現者」としてのセッションドラマーを体現している。派手なソロプレイで自己主張するのではなく、アンサンブル全体を上質なものに引き上げるそのプロフェッショナリズムは、現代の若手ドラマーたちが目指すべき一つの完成形である。
エピソード
ヒット作がもたらした意識の変化(★★)
過去のインタビューにおいて、数多くのヒットアーティストに呼ばれるようになった時期を振り返り、「ヒットしているアーティストの作品に参加することで、自分自身の現在地と求められている質を実感した」と語っている。常に高い水準の現場をこなし続けるため、リハーサルの初日から完璧な準備をして臨む誠実な姿勢が、長年にわたるトップランナーとしての地位を支えている。
Drummer JAPAN 人気投票2025 での扱い
第15位(331票)。ソロ名義やバンド活動だけでなく、セッションワークを通じて多くのリスナーの耳に彼の音が届いていることが、この根強い票数と認知度につながっている。
所属変遷
| 期間 | 所属/活動形態 | 備考 |
| 1997年〜 | セッションドラマー | 慶大在学中よりスタジオ活動開始 |
| 2013年〜 | FLOWER FLOWER(ドラムス) | YUIを中心としたバンド |
編集部より
藤井風からFLOWER FLOWERまで、歌に寄り添う「佐治流ドラミング」で音楽シーンを支え続けるトップセッションドラマー。
出典
- リズム&ドラム・マガジン各種特集記事 (★★★)
- 藤井風ライブクレジットおよび各アーティスト参加情報 (★★★)
- Wikipedia (参考) 佐治宣英
今後追記予定の欠損情報
- 【エンドーサー情報】:未確認(LudwigやVic Firth等を愛用しているが、公式エンドース契約の詳細な状況は未検証)
- 【ライブトラブルエピソード】:探索済み・未発見(完璧な準備を心がけるスタンスのためか、メディアで派手な失敗談として語られた情報ソースが未達)